▼当日使用したアジェンダ
※本記事は【後編】です。アジェンダ上の ハロウィンの花嫁の良かったところ③演出編 以降についての内容を掲載しており、それ以前の話は【前編】におまとめしています。前編未読の方は、ぜひこちらからお読みください。
▼目次
ハロウィンの花嫁の良かったところ
演出編
爆裂に良い劇伴・主題歌・挿入歌
はな:じゃあ、高木と佐藤の話に続いて次の話題に入るね。劇伴の話なんですけど、やっぱその、白鳥が「急がないと佐藤さん、一人で公安に怒鳴り込むぞ」って言ってるところと、「僕が大好きで恋い焦がれているのは」っていう、そこのシーンの曲がすごい好きで。タイトルを教えてもらっていいですか?
クララ:えーっとですね……白鳥のシーンのほうが『ジェラシー』かな。
はな:ジェラシー。
クララ:その前がですね。風見さんが公安に事件を持っていくシーンの曲で、『理不尽な命令』なんですよ。
はな:はい、はい、はい。
クララ:で、その次が『ジェラシー』になるので。その次は『フィアンセとの出会い』で、村中とクリスティーヌの話になっちゃうので。
はな:『ジェラシー』なんだ?
クララ:曲としては『ジェラシー』なんです。
はな:松田への、「ジェラシー」なんだ?
クララ:(スゥ……)そうです。
はな:松田へのジェラシーの曲なんだ、あれ?
クララ:そうなります。
はな:はあ〜〜〜〜…………タカギィ…………。いや、まあでもやっぱ女心わかってないな。もう佐藤さん、正直、高木のことしか見てないっていうところはありますよ。女の恋は上書き!
クララ:wwwうん!そうだな。
はな:さすがにあんな死に方されちゃあ、誰だって特別な男になっちゃうじゃん? 松田陣平。
クララ:うん。
はな:でもそうじゃなくて、佐藤さんが愛しているのは、佐藤さんちのベッドが高価だってことを知っているような高木渉なのよ。その辺がわかってないなって。ちょっと……そういうところがまた、いいですね。『ジェラシー』っていう曲なんですね、ふーん。
クララ:「僕が大好きで〜」の高木と佐藤のシーンは、『恋する君へ』って曲です。
はな:ほぉん……。サントラ買わなきゃ。
はな:で、あとさ。『キミがいれば』。歌詞付きが流れたのって15年ぶりってご存知でした?
クララ:あーはい、拝見しました。その情報。
はな:熱い……! 本当は16年だけど、作品数カウントで言うと15作前以来。
クララ:15年ぶりってすごいよね。
はな:10作目の記念作品の『探偵たちの鎮魂歌』が歌詞付きが流れた最後の回で、そこからずっとなくて25作目にして帰ってきた『キミがいれば』。やあ……。
クララ:いやあ……。
はな:確かに! と思った。聞いてないわ最近。
クララ:うん、なんか音は聞いた覚えがあるんだけど、なんか歌詞を全然覚えてなくて。
はな:メインテーマとメロディーは一緒だからね。メインテーマに歌詞がついているのが『キミがいれば』という曲なので。めちゃくちゃよかったんだよね~!
クララ:いや、本当にあれはよかったですねぇ。
はな:やっぱ『キミがいれば』こそ、江戸川コナンの最強のイメソンなんで、やっぱ聞きたいわけでございますよ。嬉しかったし、盛り上がるよね。
▼『ハロ嫁』挿入版ではありませんが、伊織さんが歌っている元祖版。
はな:そう思ったのとさ、ついこの間『ゼロシコ』を見直したということもございまして。福山雅治さんが書いた降谷零に対するイメソン『零 -ZERO-』と、今回のBUMP OF CHICKENが書いた……。
クララ:はい。『クロノスタシス』。
▼『ゼロの執行人』主題歌/福山雅治『零 -ZERO-』
▼『ハロウィンの花嫁』主題歌/BUMP OF CHICKEN『クロノスタシス』
はな:対比が面白いよね。BUMP OF CHICKENさんの良いところが溢れている。これまで亡くなってしまった人たちに対しての想い……劇場版コナンの軸でもそうだし、コナンの世界じゃなくても、大切な人を亡くしたみんなの中にこういうことがあるよねっていう、広い軸で捉えた曲だと思うんですけど。そういう生きていく人のための曲を降谷零に当て込んだっていうことに、やー、さすがBUMP OF CHICKENだなって思っちゃったりしました。エンディング映像めちゃくちゃ怖かったけど。BUMPじゃなかったら泣いてた。
クララ:やあ、うまい。どの主題歌にしてもそうなんだけど、ちゃんと映画とマッチするようにされてるじゃないですか。映画を見終わって、あー、こういうストーリーだったんだ、こうだったんだそっかぁ、ってなったときに流れて、その歌詞を聞いたときにふわぁ〜! ってなりますね。
はな:なりますよね。
クララ:なりました。
はな:『零 -ZERO-』も超よかったんですけどね。福山雅治さんはここまでアニメに寄り添ったイメソンを作ってくれるんだなっていう、そういうありがたみがあったけど。「真実はいつも一つ」から始まる歌詞とか。BUMPさんの今回のは、この映画ってハロウィンを舞台にしているというのもあるけど、過去に亡くなった人たちを、心の中で生かして進んでいく物語で……なんというか、『揺れる警視庁』での高木のセリフそのままでございますけれども。
クララ:うん、全体的に残された側が想い懐かしんでる歌だもんね。
はな:そうそう。「生きていくよ」っていうか。頑張っていきますっていう話。
クララ:キャラクターたち誰しもに当てはまるんだよね。高木は当然伊達刑事に残されているし、美和子は松田さんに残されてるし(お父さんも)、降谷さんは言うまでもなく、で。
はな:だってコナンだってそうなんですよ!
クララ:いやそう、コナンもそうなんですよね? ……そうなんですよ。
はな:
不意を突かれて思い出す
些細な偶然だけ 鍵にして
どこかで似たくしゃみ 聞いただとか
匂いがした その程度で
(『クロノスタシス』より)
(歌詞朗読)
クララ:うわあ。
はな:っは〜……藤原さん、藤原基央。
クララ:すごい。しゅごいぃ〜。
はな:誰もがって感じ。
クララ:いやあ……いや、よかったですね……。(しみじみ)
はな:あと、今回のメインテーマも渋谷の街を走り回っているトラック街宣車のごとく、バスドラムがドゥンドゥンいってるアレンジになってて最高だなと思いました! 高収入な感じがする。
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渋谷の街の再現度がマジでえぐい(語彙の消失)
はな:これ、オープニングの話とかしたかったんですよ。超良かったなって。渋谷のビジョンにみんなの顔映すっていう発想がすごく素敵だったし、クライマックスでもここに何があって~っていう構造が渋谷そのまんまで、背景とかの気合いがすごかったなって話をチラッとしたくてアジェンダに入れたって感じでございました。聖地巡礼しがいがある。
クララ:ああ、なるほどですね。
はな:パンフに3D作った人のインタビュー載ってたね。この角度からこう行くならこれが見えないとおかしいとか、そういうことがすごい大変だったんだなって。
クララ:てか何が面白いって、これメインで作ったふたりがどっちも渋谷を全然知らんっちゅう話が一番おもろかった(笑)
はな:そうそうww
クララ:あんだけ解像度高い渋谷作っといて、いやどっちも知らんのかいってちょっと思った。それはそれですごい。
はな:すごいな。
クララ:おひとりは北海道出身。なので、「映画やドラマで見ている渋谷の街をイメージしながら」。
はな:んふふww
クララ:もうおひと方が宮城県出身で、「今は、北海道で仕事をしています」。
はな:完全に生まれも育ちも渋谷のひとが作ったと思ったよあの映像(笑)。いや〜、北の男達によって作られた渋谷なんです、あれは。
クララ:そうなるのねって思ったね。面白かったですね、あれは。
はな:最後、サッカーボールが膨らんでベキッってなった時の看板とか、「宮益坂方面にあるアレやん!!」みたいな、すぐ分かる解像度で作られているのに。あとさ、あそこまでボールのサイズが大きくなっても尚動いていた山手線っていうのが面白かった。山手線……! 頑張ってたんだ! って。
クララ:頑張るよ。
はな:たしかにみんな逃げてどこに行ったかって、電車に乗った人たちもいたんだろうなと思って。
クララ:ぎゅうぎゅうですよ。満員電車。
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バトル、爆発シーンについて
はな:渋谷といえば今回の爆発、そうはならなかったけど、やろうとしていることが想像以上に規模がでかすぎてびっくりしたっていうのは初見の感想としてあったわ。ナーダウニチトージティの人々を皆殺しにするっていう目的だとしても、渋谷まるごと吹き飛ばすっていうのは。
クララ:うん。巻き込み事故が過ぎる。
はな:やっぱそれだけで、この映画の危機感の出し方というか、危機感の規模の大きさみたいなのが伝わって、手に汗握る面白さに拍車をかけてるなと思いましたね。あと、銃撃戦の話をチラッとしたいんだけどさ。プラーミャの正体がわかった瞬間に、銃撃戦が始まるんだけど、すぐに応戦できる高木佐藤をはじめとする一課の人間たちっていうのもカッコいいなって思って。
クララ:いや、でもそうだよね。だって、あのシーンで知ってたのは、入ってきたナーダウニチトージティのメンバーとコナンだけってことだよね。
はな:美和子も気にかかってた部分はあるかもしれないけど。「なんで犠牲者の数知ってるんだろう」とか。でもそうだとしても、そこまで大きく疑ってたわけではないと思う。
クララ:「あれ、そういえばさっき……」みたいな思い出しでしょう?
はな:うんうん。
クララ:難しいよね、それだけじゃ。かっこよかったですね。
はな:バトルらしいバトルと言えばやっぱね。名刺を渡した廃ビルと、クライマックスのヘリコプターっていうところが結構、大きいと思うね。
クララ:うん。確かに。あんなガッチャガッチャヘリ内で喧嘩するやつそうおらん。
はな:やっぱ、落ちてくところが心配でさ~それどころじゃないのよ。
クララ:そう。危ない。落ちる。バトルに勝ったとしても、その後落ちたら死ぬけんな。
はな:あんな風船ごときじゃヘリコプターの墜落を和らげたりできないじゃないですか。シンプルになんでこのふたり生きてんだろうって思いました(笑)。
クララ:うん、よう生きとったなと思いましたね。ヘリのバトルシーン終わって最後、プラーミャが降谷を殺そうとするじゃないですか。
はな:最後にね。ガンギマリの目で。
クララ:で、村中さんがそこを後ろから手刀入れて倒すじゃないですか。「村中サァン!」って思っちゃったよね。初めてみたけど。なんか昔から警察としての活躍を拝見してたような気がしてくる。
はな:知ってる人のような気がしてきちゃう。
クララ:してくる。なんかずっとこの人のことを応援してたような気がする! って思いましたね。
はな:最後にちゃんと勘が働くっていうね。こいつは公安だなって。
クララ:うん、なんかすごいな。同期の目暮警部はずっと気づいてないけど(笑)
はな:……目暮と村中のカップリングとかあるのかな?
クララ:あるんじゃないですか?(笑)あるでしょう。
はな:探せばあるかな?
クララ:ありそ〜! 知らないけど。
はな:最近コナン関連のツイートをいいねしてたら、いいねを参考にされて様々なカップリングのイラストがタイムラインに流れてくるようになって。は〜皆さんこんな感じで楽しんでらっしゃるんですねって。私あんまりコナンの二次創作を気合い入れて読んでなかったので、いろいろ勉強させてもらってます、今。
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ノベライズ版を読んで気がついたこと
はな:ノベライズの話しようか。読んで初めてあそこはこうだったんだなって気づいたことってありましたか? さっきからもちらほら出て来ていますが。
クララ:ちょこちょこありましたけど、一番でっかいのは後で話すとして……。「ナーダウニチトージティ」っていう名前だったわけじゃないですか。あのグループは。で、最後コナンがエレニカを抱きしめて、村中が「信じてほしい、日本の警察を」って言ったあとに、コナンがエレニカさんに協力してって言って、エレニカに対して「ナーダ・ウニチタジャーチ」って言うんだよね? それ、ロシア語だから我々はわからんわけよ。
はな:うん、わかんなかった。
クララ:今まで言ってたのとちょっと違うくない? としか思ってなかったんだけど。それが、「止めよう、プラーミャの……」、「トージティー」は「息の根」だったのが「爆弾を」っていう意味の言葉に変わってたんだっていうことを知って、それ映画でも並行でロシア語出した方がいいよって思った。
はな:確かにね。高山さんの発音が良すぎるのもあるし。
クララ:大事な話だよって思ったよ。だってロシア語わかるやつこの日本にどれほどおるんや? と思ったもん。
はな:あの世界では第二外国語がロシア語なんですか? ってぐらいみんなロシア語ペラペラしゃべってたけど。
クララ:あの、公安に関してはロシア語は必須外国語なんで。
はな:そうなのー!!???
クララ:そうらしいんですよ。だから、普通におかしくない。
はな:スコッチも喋れるの!?
クララ:スコッチも喋れるんじゃない?
はな:へえ! そっか、そうなんだ!
クララ:ただ降谷零と諸伏景光は所属が違うので、厳密にはどこまでか分かんないけど、少なくとも最上クラスである降谷零は確実に習ってます。元から喋れたのか、それとも習ったのか分からないけど。もともと知らなかったとしても、公安で習ってるはず。
はな:へえ〜……そう!
クララ:です。テロ組織とかがロシアの人間とやり取りして……みたいな。なんというか、右翼左翼とかそういう思想の話になった時にロシアとつながる可能性が出てくるからなんだろうね。
はな:赤い人たちのことを追いかけるっていうエピソードはよく聞きますもんね、公安。
クララ:そうそう。なので、多分ロシア語は必須外国語なんだと思います。
はな:ええ〜そうなんだね、知らなかった。もう、そんな話を聞くと陣平ちゃんの「俺たちは刑事だ。け・い・じ! わかるか?」ってセリフに一層親近感を持ってしまいますけれども。
クララ:うん、むちゃくちゃやった。
はな:そりゃあ、オレグさんもあの顔するよ。首をかしげる。
クララ:うん。
はな:本読んでて気づいたところ……私はですね、とりあえず一個、あ! そうなんだ、って思ったのは、松田の命日前日、廃ビルで事件が起こったのって6階だったんだよね。で、子供たちを殺す為の爆弾があったのも6階だった。……6階好きなんだプラーミャ、って。
クララ:ふふwwwww
はな:だから私、最初の立駐も6階だったんじゃないかと想像してます(笑)
クララ:10mでしょう? 10mで6階。
はな:そんなことないですか?
クララ:う〜んちょっと足りないんじゃないかな高さが。
はな:足りないですか!!
クララ:うん、車入るしね。人間だったらもっと低くていいけど……10m。3、4階くらいじゃない?(笑)
はな:そっか?
クララ:1階が駐車場じゃなくて、普通に上がるだけだとしても、6階は厳しいと思うなあ。
はな:そっかあ〜。いやだから、そのくだりでノベライズ版の誤植に気づいたわけ。今私が読んでるの第一版だと思うんで、第二版が出てるのかは知らないんですけど、光彦が「このビルの6階だって……」って言ったあと、色々爆発の描写がある時に書かれているのが全部4階になっていて、どっちが正しいのかなっていうのを正誤確認したくて映画館に行ったっていう。映画でもちゃんと6階って言っててセリフの方が正しいってことが分かったのでじゃあ表記の方が誤植なんですねって思いました。……で、あとやっぱりもう一個話したいのは、高木が撃たれたタイミングの話。
クララ:あー、はいはいはいはい。
はな:やっぱあれ、映画館で見てるだけじゃ気づかなかっただろうなと思ってて。確かに式場出た瞬間から腰に手を当てているんですが、結構さりげない描写で。初見の時は血痕落ちるシーンまで撃たれていることに気が付かなかった。腰が痛い描写が分かりやすくなるのが、映像ではヘリコプターが飛び去ってからなんですよ。「あのパイロット、何者なの!?」って質問をコナンがシカトして「下に行こう!」って言うあそこのくだり。あの時ようやく痛そうにしてるけど、それまでは結構高木は頑張っていて、撃たれたってことが映画を見ていて確実にわかるような描写ではないなあっていう判断です。
クララ:はいはい。
はな:確かにガチガチに締められたヘリポートにつながる非常ドアを消火器でドンドン叩いている時とか、大変そうではあるんですけど、単純に重いものを振り回して疲れているのかなみたいな描写に見える。だからノベライズを読んだ時に、高木が撃たれたタイミングというのは、あの時、佐藤をかばった時に撃たれたのですっていうのが確実に分かってしまったっていうのは、私は結構この本読んでの1番の衝撃だったというか。タカギィ!ってなっちゃった。
クララ:タカギィ!ってなった(笑)
はな:「高木君、重い!」っていうのは、高木は撃たれたから咄嗟に起き上がれなかったんだ……と思って。タカギィ〜!!(泣)ってなっちゃった。
クララ:私は割と1回目か2回目の時に、普段の高木だったら「わ! すいません」って言ってパッて起き上がるよなって思ったの。それをしなくて、あれ、撃たれた!? って思ったのね。だから、おしり痛そう、みたいな。先にそう思っちゃったから気づけた。
はな:撃たれたのかなって思った状態で見てるから、撃たれてるなっていう確信がもてるんだよね。
クララ:うん、そう。最初にそれがなければ別に気づかないレベルのふるまい。
はな:ノベライズ版では、高木が美和子を庇って撃たれましたよっていうはっきり確実な描写があるのよね。その後非常階段につながる道すがら、高木の腰から血が落ちているっていうような。
クララ:点々と血が落ちているみたいな描写があるんですよね。
はな:そう。それをちゃんと映画でも描いて欲しかったって、この前暴れました。
クララ:お暴れになって。
はな:お暴れになっちゃった。だって、そこもっと描いてくれたら、高木の男がより上がるじゃんかぁ!
クララ:まあまあ。
はな:私、流れ弾かなんかにあたってたんだと思ってたんですよ。だから、美和子を庇ったから撃たれたんだなっていうところが、やっぱ、無理……(感情)って。Blu-rayでの加筆、お待ち申し上げております。
クララ:一番最初の予行演習の時にも、美和子を庇って撃たれてるじゃないですか。あれ、別に撃たれたって何ら問題ないじゃないですか?
はな:うん。ない。
クララ:分かってるから、訓練だって。分かった上で撃たれに行くんだな、とは思った。
はな:やあ〜……そう。(頭を抱える)
クララ:ノベライズとあの訓練のシーンで、なんか、はぁ〜っと思いましたね。
はな:その後の高木っていうのはさ、やっぱ状態としてもどんどんやばくなっちゃって、最後の爆弾の、流れが止まった後の階段の時が一番やばいんですけど、あの。うん、高木映画だったなー。高木映画だったよ。
クララ:うん。正しく。
はな:「柴犬とドーベルマン」で頑張ってたし。
クララ:いや「柴犬とドーベルマン」で、あのクオリティーはすごいよ。
はな:ウケるのはさ、「具体的に松田さんってどういう人だったんですか」っていう質問に対しての美和子の返答が、「柴犬とドーベルマンを足して2で割った感じ」。全然具体的じゃないっていう(笑)
クララ:ふわっとしてる。
はな:それでよくやりきったよね。
クララ:いや、本当に。でも、あのメンバー(ナーダウニチトージティ)の中に松田と直接話した人はいなかったから、そこまでの演技をしなきゃいけなかったかっていうと実はそうでもない。
はな:ぶっちゃけそうなんだけど、でも、あの段階では例の組織とオレグさんとの関係が「何らかの繋がりがある!」ぐらいしか分かってなかったから。
クララ:うん、あの中にもしオレグがいたらやばいっていうアレだったね。あれは大変マカデミー賞ものの演技でしたね。
はな:いやあああ、可愛かったし、かっこよかったし。やっぱり。…………香水買っちゃった///
クララ:買っちゃってましたね。
はな:高木渉イメージ香水。嗅ぎたくなって……高木の匂い。高木のくせに香水……。高木の匂い嗅ぎたいと思って買っちゃいましたぁ〜。
クララ:いつ届く? あれ。
はな:秋じゃない?
クララ:じゃあ一緒なんだ、届く時期は。
はな:多分そうじゃないかな。……嗅がせあいっこしてもろて。
クララ:うん。いいよ。
はな:降谷零の香りと。
クララ:ふふww
はな:へっへっへっへっへwww
クララ:悪役の笑い(笑)。……じゃあそろそろ大本題いきますか?
はな:いきますか!!
クララ:ノベライズの大本題。あのぉ!!!
はな:テキスト何ページ⁉
クララ:230ページから234ページなんですけれども。
はな:皆さんノベライズを買ったら230ページから見ていただいて。
クララ:全員ノベライズ買え。あの〜、コナン君と安室さんが最後、事件が終わって渋谷の街を見下ろしながら喋るシーン。ありますね⁉
はな:はい……! ありますね!
クララ:「ここにいたんだ」って。「あと一時間もすれば完全に中和できるらしい」って。爆薬を中和してるみたいなシーン。で、よくボールで栓をして、逆流させて爆発を止めるっていうこと思いついたねって。言ってくるわけですよ、安室さんが。安室さんていうか、降谷さんが。
はな:そしたらね。
クララ:コナンくんは言うんですよね。「ヒントをくれた人がいるんだ」と。
はな:えっ、誰なんだ!?(すっとぼけ)
クララ:そうよ誰かなって思うじゃないですか視聴者は。誰なんだろう? そんな、「ヒントをくれた人」、誰だろう?……で、7年前の話が始まるわけですよ(笑)
はな:ノベライズにはこうあります。
これは確か7年前のことだ。
クララ:そうw
はな:え、江戸川コナンいくつ……?(汗)
クララ:7年前ってことは江戸川コナン0歳なんですけどもw
はな:生まれたての頃の話ですね!(笑)
クララ:
公園でサッカーボールを蹴っていたら、水の場の蛇口を取り付けたパイプに当たってしまう。水が吹き出してきた。
なるほど0歳児すごいじゃないですか!(笑)
はな:すごいすごい! サッカーがもうできるんだよ。
クララ:すごい。サッカーが始まっている。それで幼馴染の女の子を泣かしちゃって。
はな:0歳なんですよね、その子もね。
クララ:幼馴染も0歳なわけですよね。すごい水の勢いが激しくてうわーってなっているときに、来るわけですよ、知らんお兄さんが。「コラ、坊主」と。まあ0歳でも10歳でも坊主って呼んでくるのはまあわからんでもないです。
はな:坊主でしょ、坊主ですよ、うん。まだ髪の毛も生え揃ってないかもしれんし。
クララ:「坊主。てめえの女泣かしてんじゃねーよ」と。
はな:「はぁ!?」って言いますよね。
クララ:言いますよねえ。で、そのパイプの間に野球のボールを押しこんでくれるわけです、そのお兄さんが。水がピタッと止まって。わーって喜ぶわけです。
はな:うん。お兄さん、軽くウィンクをするじゃないですか、その後。
クララ:ええ、はい。
はな:あのウィンクをされた後の江戸川コナンさん(0)の表情めちゃくちゃかわいいので見てくださいね皆さん、二回目三回目見るとき!! すっげえ目パチクリさせて超可愛いから見て‼
クララ:かわいいですね。あれかわいかったです。はい。そこにやって来るわけですよ。お兄ちゃんの仲間たちが。「何やってんだ〜」ってくるから。それに、お兄ちゃんが答えるわけです。「陣平ちゃん! 電話! 水道局!」
はな:はい。
クララ:陣平ちゃんはそういう時に気がきかないので、「あ? なんで?」って言います。
はな:ハハハ! wwwそういうとこやぞ。
クララ:そういうところ。で、コナン君はその時のことを急に思い出して、あの手を使えば爆発を止められるかもしれないって思ったんだって言うわけですね。その人がなんだか萩原って人に似てたんだよねって。
はな:コナンくん写真見てるからね。
クララ:そう。で、安室の方を見ると、安室は夜空を見上げているわけです。安室さんは少し淋しげに微笑むわけですよ。
はな:ね。コナン君は聞きますよね、「どうかした?」って。
クララ:ええ。安室さんはコナン君に顔を向けることなく。「いや、別に」と言いながら。満月が煌々と輝く夜空に同期四人の顔を思い浮かべて。「お前らに助けられたな。」って、心の中で思うんです。
はな:……っていう描写を、文章で読めるノベライズはやっぱ買った方が良いってこと!
クララ:そう。……この、今読んだ部分の問題点というか。
はな:いや、いっぱいあるんよ。
クララ:あの。いや、もう何から言ったらいいんだろう? まず、安室さんは原作上、コナンの事を工藤新一だと認識しているか否か問題が出てくるんですよまず。
はな:ここ、ここどうなんですかね!? 本当に。
クララ:そう。あ、すみませんこれ原作1巻をお読みでない方はちょっとご存知ないかもしれないんですけど、江戸川コナンって工藤新一なんですよ。
はな:そう、なんですよね!?
クララ:あ、ご存知でしたか。
はな:劇場版の最初でそのことを知っている人たちの紹介とかしてもらえるからね、知ってる。工藤と江戸川では得られる栄養の種類が違うけどね。
クララ:そうですね。そうでしょうとも。で、なんていうか、曖昧な感じなんですよ。なんか察してるんじゃないかなって思いつつも。黒の組織に所属しているわけですからね。バーボンさんは。
はな:うん。そもそもバーボンが組織の中で誰の下についているかというと、ベル姉さんだったりするわけですね。ベル姉さんは当然、知っているわけですから。そこからたどり着いたというか、逆に考えるとたどりついていない方がちょっと不自然に思えることも。
クララ:ただ、ベル姉さんは、コナンとエンジェル(蘭)を守りたいわけですね。
はな:そうです、そうです。ベル姉さんは……
クララ:蘭ちゃんと、工藤新一のことを守りたい。
はな:はい。絶対に守りたい人なんですね。
クララ:じゃあそうなった時に、バーボンに言うかなっていうところで、また迷いが生じるわけです。
はな:言わないだろうね。言わない。多分バーボンが自分で気づくしかないと思いますね。
クララ:そうなんです。今のところ、シェリーが小さくなっているっていうところも認識してないんですよね? あの、ミステリートレインでね。あれ、何巻のネタバレですか? これは?
はな:78巻のネタバレだと思います。ミステリートレイン編めっちゃ面白いから。本当に、超面白い。あそこだけでも読むか見るかしたほうがいい。この巻1冊だけで完結するし大いに買う価値がある。超おすすめ。
クララ:あれは面白いですよね。そう、命の危機にさらされる……例のあの人(笑)
はな:いやそお!! そうなんですけどねッ!! ていうかそもそも、映画を見た段階では水道局に電話する例のシーンに降谷さんがいたかどうかはわからなかったのよ。
クララ:いやそう、わからなかった。
はな:分からなかったけども、少年サンデー最新号の応募者全員大サービスの複製原画のイラストがまさにそこのシーンだったんだ。「降谷さん、おるやんけ」っていう。まずそこも問題の出来事で。なるほど、そのエピソードを降谷さんも一緒に見ていたんだ? 見ていたってことは? 「ちょっと昔の話なんだけど」っていう話をしていた時に気がついたんじゃないかと。
クララ:うん。
はな:想像の範疇を超えない話ですけど、渋谷の廃ビルで松田が爆弾処理して出てきた時に、松田自身もハギに助けられたと言ってて、きっとあのハイタッチの後に、今回同様「よく止められたね」みたいなそういう話のくだりで、きっと松田はハギのあの日のことを思い出したんだって話を、彼らにしてると思うんですよ。だからさあ、やっぱさあ……ねえ?
クララ:これはもういよいよ、降谷さんは気づいてしまったな。確実に気づいてるだろうって思うんですけど。でも、映画で見ている以上、当然、「お前らに助けられたな」ってことは口にはしてないし。
はな:してない。「いや、別に」とだけ言うんですよね。てか、それはそれでいいセリフだなって思ったんですけど。なるほどね? っていう。
クララ:指摘しないんですよね。「萩原さんに似てる人」って言ってる以上は、萩原さん本人だとはコナンくんも言ってないので、断定は誰しもできないけれども。ん? って。
はな:でもね。そんなエピソードさあ、そんなに多く世の中にないよね、きっと。
クララ:うん。そんなことが度々あってたまるかいっていうところがありますよね。私、そこを確かめたくてノベライズ買ったみたいなところがあって。安室さんはこれまでコナンと新一が同一人物であることは察していたかもしれないけど、気づいてはいなかった、断定的な証拠を得られてはいないと言うことになっている中で、それが安室さんの頭の中で一致してしまったら、その計算で行くと、その時に10歳ぐらいだった子は今何歳なのか?
はな:あれ?
クララ:って、当然なるじゃないですか?
はな:あっれれ~? おっかしいぞ~? 案件ですよね。
クララ:天下の降谷零ですよ。気づくに決まっとるやないかって思うじゃないですか。
はな:降谷さんもさあ、子供の頃のあだ名がゼロだって漏らして所属がばれるみたいな、ちょっとお茶目な一面もありますけど(笑)
クララ:そう、お茶目でしたね~。
はな:まあでも、降谷零さんですからね。いうてトリプルフェイスの降谷零さんですよ。気づいてないわけないじゃないですか?
クララ:捜査一課の刑事が誘拐されるのは予想外だった、ってじゃあそれ以外は全部想定内だったんですか? みたいなところがあるじゃないですか。え、じゃあ、何から何までが想定内なんですか? って思うぐらい、何でも想定内の降谷さんですよ。
はな:そうですね。
クララ:それが気づかないのかなって思って、ノベライズでこれ絶対心の中でなんか言うてるやろうって思ったら、「またお前らに助けられたな」なんですよ。萩原限定じゃないんですよね。いやうまい! と思って。この言い方だと、萩原だと断定したとは言えない。必ずしもコナン君に言われて、あ、それは萩原の話だ。じゃあ萩原がああしてくれたことによって、僕たちはまだ助かったんだなって繋げることもできるし。今回の一連の全部の事件が終わって、みんなに助けられたのが、今やっと解決して助けられたなあって思っている可能性も否定できない。
はな:どうですぅ~? なんか読解力テストみたいになってきたな。
クララ:いや気づくやろって思います正直(笑)
はな:思っちゃうよね(笑)でさ、最後『クロノスタシス』のエンディングの中で、降谷さんはバーボンの盃を二つ作って乾杯するんだよね。みんなの写真の前で。
クララ:してます。チャイン☆ってしてます。
はな:いや、これはもう。
クララ:我々的には多分、これは確信してるだろう、ということで。だからそれが結局、シェルターの中にいた時の「君は何者なんだ?」に対するコナン君の答えかな? って感じがしたので。あ~パチパチ👏ってなりました。
▼ノベライズ、おすすめです。サクッと読める割に情報量がとても多い。
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原作との関連性
本庁の刑事恋物語シリーズ、揺れる警視庁
はな:あの、ちょっと話がそれるんだけど、関連性つながりの話で。『ハロ嫁』自体がこれまでの劇場版24作のオマージュをしてるんじゃないかって考察している人たちがちらほらいるんだけどさ。あのね、降谷さんは今作、ずっと健闘を祈り続けているわけですよ。
クララ:wwwwはい(笑)
はな:めっちゃ健闘を祈るな!? と思ってたの。いや、「君はどう動く」っていうパターンもあったけど。過去作のオマージュをしてるって話す人は、例えば哀ちゃんの海賊帽子は『紺碧の棺』から引っ張ってきてるんじゃないかとか、そう言う話を色々してるのね。「健闘を祈る」も、もしそれにはめるんだったら、多分『11人目のストライカー』だろうなあって思ったんですね。『11人目のストライカー』の犯人は、めちゃくちゃ健闘を祈ってくるタイプの犯人なんですよwwwwww
クララ:そうなんだwwww知らなかったな。健闘を祈ってくるタイプの犯人。
はな:いろんなメッセージの最後で絶対に健闘を祈ってくるタイプの犯人なの。オマージュの話で言うとね、やっぱり「揺れる警視庁」のエピソードっていうのは、絶対に細かく入っていると思っていて。
クララ:はい。
はな:「揺れる警視庁」のみどころってどこだったかって考えると、やっぱり高木とコナンがタワーのエレベーターに閉じ込められて、二人が爆弾解体することになるシーンかなって思うわけ。いよいよ二人とも死ぬかもしれないって緊張感の中で、高木が「コナン君、君は一体何者なんだ」って聞いて、コナンが「知りたければ教えてあげるよ……あの世でね」って返す有名なセリフがあるんですけど、降谷さんも、クライマックスのエレニカさんも、「何者なんだ」っていう疑問を印象的に問いかけてくるじゃないですか。そういうところを強く入れてきたってところも、25作目の記念ですよ、周年ですよっていう、これまで応援ありがとうねみたいな、そういうニュアンスみたいなすごく感じましたね。考えすぎかもしれんけどね。
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ピアノソナタ月光殺人事件
はな:ついに、いよいよ。今回の映画の大サビはエレニカさんへの抱擁と、さっきから何度も話題に出ている「サンキュー、お前ら!」のシーンだと思っているという話をします。江戸川コナンさんって、いわゆるご本人のトラウマになっている事件として、「ピアノソナタ月光殺人事件」がとても有名ですよね。
クララ:はい。
はな:トラウマっていうか、唯一犯人を死なせてしまったという話で。エピソードとしては「ピアノソナタ月光殺人事件」はアニメ1000話の時にリメイクして放送されたくらい大切にされているエピソードで、昔の、一番最初に放送された11話くらいの、SEASON1の映像は名探偵コナンの公式ユーチューブチャンネルで普通に見れるので、見たい人は見て欲しいんですけど。ピアノソナタ月光が流れるので、個人的にはアニメでみるのをおすすめしています。
はな:本題なんですけど、犯人の殺害の動機。ピアノソナタ月光殺人事件って、犯人が殺人に及ぶ動機が、自分の家族を焼き殺されているからなんですよね。犯人が大病して東京の病院に入院している間に、実家のある島で、父親と妹と母親が火事で亡くなっていて。その時燃え盛る家で、ピアニストだった父親がピアノソナタ月光を弾いていたことが話として残っていて。一家心中だったってことになってたんだけど、犯人が本当に一家心中だったのか怪しんで大人になって島に戻って調べたら、実際は家族は殺害されていたことがわかると。で、その殺害に関わった人間を殺して回って、自分も死んだんですよね。自分もピアノを弾きながら焼死してるんです、その犯人。自殺してるの。
クララ:ツライ!
はな:うんそうつらい(泣)毎度のことながら事件の解決はコナンがやったんだけど、「犯人はこの人だ」と言った時、コナンは犯人の目の前にいたわけじゃないの。放送室からおっちゃんの声で喋ってて、犯人とは別の階にいたんだよね。コナンが下階に合流した時にはもうその犯人はいなくて。犯人は元々、全ての関連する人物を殺し終わったら自分も死のうと思っていたんです。だから、父親も弾いたピアノが残る公民館にガソリンか何かを撒いて用意していて、コナンが到着した時にはもう火の海だったんだ。ピアノの音の暗号で「ありがとうな、小さな探偵さん」ってメッセージを送りながら、犯人は死ぬのよ。
クララ:ワ~!(泣)
はな:それでコナンは、その後のエピソードで度々思い出すんですよね。「犯人をみすみす殺してしまうような探偵は、殺人者と変わらない」と。コナンは燃え盛る公民館に入って最後に犯人と対話をしたんだけれど、窓から放り投げられて外に出されてしまって。その犯人は関係のない人を殺そうとは思っていないから、コナンの事ももちろん助けたくて、そのままポイッと投げ飛ばしてしまうんですよ。だから……コナンはその時、助けられなかったわけですよね。ずっとそのことを悔いているし、なんなら平次とかにもその(犯人を殺してしまってはいけない)考えは影響しているというか。
クララ:はい。
はな:自殺をしようとする犯人がいるならば、絶対止めなきゃいけないっていうのがコナンの中で確固たるものになった話なんですけれども。やっぱ……エレニカさん。家族を殺されてるじゃないですか。状況として、似てるんですよ。
クララ:うん。
はな:家族を燃え盛る家で殺された。復讐の為に悪いこともたくさんしている。じゃあエレニカさんはプラーミャに対して復讐が叶ったら、この後どうなるんですかね? と思っちゃいますよね。
クララ:うん。
はな:エレニカさん……死んじゃわない? って思うよね。……そういった背景を持つ江戸川コナンがですよ。その復讐を遂げちゃいけないって、飛び込んで、抱きしめるところまでいくっていう、成長と、今度は絶対に助けたいという想いが遂げられて、助けられたというか。
クララ:はい。
はな:エレニカさんの背景が、ピアノソナタ月光殺人事件のことを思い出すよねっていう人たちはたくさんいて。私も確かにそうかもしれないな、エレニカさんの立場はあまりにもきつすぎるよなって思ったし、原作を読み直しているうちに、その犯人との繋がりみたいなものを感じちゃうし。あと、江戸川のこういう抱擁シーンって、そう見ないから。やっぱ特別なんだよね。描き方が。
クララ:うん。エレニカも、「悪事もたくさん働いた!」って叫んだ時に、もう、やってしまっているって、自分でも思ってるなって感じ取れるじゃないですか。確かにこれ、復讐とか終わったあととどうなるかなっていうのは、感じますよね。
はな:思っちゃうよ。
クララ:だって旦那さんもね。息子も、死んでて。別に復讐したところで戻ってこないから、息子たちは。
はな:いや、そうそう、そうなのよ。やったところで戻って来ないのよね。
クララ:復讐があるから逆に生きてるみたいなところがあるから。それが終わったところで、どうする? そのままもしかしてって思うよね。
はな:で、やっぱ江戸川さん……子供の姿だったから救えたんですよ、あれは。
クララ:うんうん。息子と同じような年だったんだろうね。
はな:ピアノソナタ月光殺人事件では、小さな身体だったからこそ簡単に放り出されて、犯人を引きずってでも助けることはできなかったわけだから、その対比が上手すぎるのよね……。江戸川さんの表情がな……あの小さな手でエレニカさんの手を支えてからの表情、抱きしめるところの流れを早くコマ送りで見せてくれよって思ってるんだけれど……。
クララ:円盤までもう少しお待ちください。
はな:やっぱあの表情はすごく特別だった。
クララ:うん。
はな:尚且つ! その後のみんなで協力するシーンへ繋がるわけで。あれは『おおきなかぶ』のオマージュですよね。
クララ:うん。
はな:これは考察を読んでいて知ったことだけど、『おおきなかぶ』がロシア発祥の童話らしくて、ハロウィンのかぼちゃも元々はかぶだったらしいみたいなことが書いてあって、そんなことある!? すげえな! と思うと同時に考察班の仕事のクオリティにひれ伏しました。
クララ:うん。そういう考察もちょこちょこ見てたし、『おおきなかぶ』だなっていうのはなんとなく一度見て感じ取れるものだったよね。
はな:『おおきなかぶ』をあそこに持ってくるっていうのもすごい熱いしね。まあ~凄い。その点でも話が上手いなあっていうパーフェクトだなって思ってたけど。
クララ:もう、過去も併せて、全部が誰かと誰かの協力の話なわけじゃん。プラーミャを倒すっていう目的の為に。最初は警察学校組から始まって、最後は、みんなで。うわあ。
はな:うわあ。なんか泣けてきちゃった。あとは、私はこの映画について、吉田歩美の「コナン君!」っていう叫びを観に行ってるんだって話をずっとしてるんですけど。
クララ:あれは何度でも聴きたい叫び。
はな:そうですよ。私は吉田歩美に肩入れする女なので、そもそも吉田歩美のことがかなり好きなんですけど。
クララ:はい。
はな:みんなでサスペンダーを結び終わって、それをまた結び直して、そのあと探偵バッチにみんなからの「準備完了です!」って報告が入って。で、「サンキュー、お前ら!」て言いながら、コナン君は上に上がって行くんだよね。それを見て完全に勝ったな顔をしている高木と佐藤の隣で、エレニカさんは言いますよね。「何者なの? あの子……」それに対して直後にカットインする、吉田歩美の「コナンくーーん!!!!」なんですよね。
クララ:ええ。
はな:で! ですよ!! コナン君バッと上に上がるでしょ? で、あのボタンを押すために上空に上がって、一回下を見ますよね。
クララ:はい。
はな:我々が映画館で観れるその映像はですよ。「月光」を背にした江戸川コナンなわけですよ!!!
クララ:満月が後ろにありますね!?
はな:これで、「いっけー!!!!」ってボタンを押して、渋谷の街を救う江戸川コナンさんなんですけど、これはもう。ピアノソナタ月光殺人事件からの、あの何て言うんですか!?💢 何、呪縛からの解放というか!!?? なんかもうそういう、一つの山を超えた何かをもう感じざるを得ないのよこっちは。(オタク特有の最高なものを浴びた時の謎のキレ)
クララ:最後の楽曲名『クロノスタシス』にも繋がるけど、まさに「秒針がちょっと止まる時間」でしょう? 上がった瞬間にさ、ちょっと止まるじゃん。その上から落ちて行く瞬間に、ちょっとゆっくりになって落ちて行く直前まで後ろが満月で。数秒の間があって、ボタンを押しに降りていくんだよね。月がまるで時計の盤面で、コナン君がその上の秒針みたいに見えるんだよね。『クロノスタシス』って、秒針の動きが遅く感じる錯覚のことだから。
はな:な、なるほど〜!? それは気づいてなかった。そのあとコナン君が「イ゛ェアァ!」みたいな声にならない声を上げながらボタンを押すことに気を取られて……。……いやその声メッチャいいなってそのことで頭がいっぱいになっちゃうんだよね(笑)
クララ:www
はな:それでね。サッカーボールがバンッ! って膨らむわけですよね。
クララ:ええ、そうなりますね。
はな:なんだこれ。最高だな。
クララ:本当に。何度でも映画観て欲しいねみんなに。
はな:うん、そうなのよ。そういう意味で凄いエモいな……。そしてやっぱり、江戸川コナンって本当にかっこいい、かっこいいなって、思います……。
クララ:ふふw……本当に。
はな:江戸川様はさ、犯人との対峙はいつだって楽しいというか、かっこいいし。あ、そうそうもしかすると、脚本の大倉さんが「月」という表象と江戸川コナン/工藤新一をやたらにつなげたがっている人なのかもなっていうのは、先日『紺青の拳』を観直していて思ったわ。この演出を誰が考えたのかわからないけど、ホテルにタンカーが突っ込むぞってことでマリーナ・ベイ・サンズの夜のショー映像をバックにコナンが蘭のことを思いながら走る場面で、セリフもなくただかかっている楽曲が、ドビュッシーの『月の光』なんだよね(厳密には園子と京極のすれ違いも交錯してくるのだが)。「月と太陽なら、私は月……」な曲が久しぶりにかかった作品だし、何もかもが関連づけて見えてしまうわ! って思いました!
クララ:月が似合う男、江戸川!
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▼『紺青の拳(フィスト)』は『ハロ嫁』と同じく、大倉氏が脚本を担当している。
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はな:あと、話が少し戻りますが、劇場版過去作オマージュだったのかな? って思ったのが、あのプラーミャとのヘリポートでの対峙で『世紀末の魔術師』での冒頭のキッドとの対峙を思い出したりとか。ロシアとゆかりのある犯人と対峙するっていうのも『世紀末の魔術師』を思い出すのよね。
クララ:はいはい。
はな:いやあ、江戸川さんのかっこよさであったり、サビはあそこです。って話が今回できたので、満足です。満足しました。
クララ:いやな。あの満月バックにしたシーンはマジであの瞬間見ただけで泣くかと思うもんね。
はな:いや、泣く!!!! 本当に!!!! エエ~ン(泣き出す)かっこいいよう……ほわあ……。
クララ:あれはちょっと考えさせられますね。
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『警察学校編』との関係性
はな:では最後に、『警察学校編』との関連性の話をしたいと思うんですけれども。
クララ:はい。
はな:この映画は、仲間との絆を大事に描いているっていう話だけど、『警察学校編』ってまさにそういう話で。映画内でのオマージュもたくさんあるんだよね。ビルの爆発後パイプを伝って降りてきたコナンのことを、探偵団が布でキャッチするのは、完全に「表! 桜!」のオマージュだと私は思っている。
クララ:うん。
はな:最初の廃ビルの事件で、ワイヤーを使って逃げるプラーミャを追う時に、降谷さんが「逃がさないよ」って銃を撃って、ワイヤーを切ろうとするじゃないですか。あれも『警察学校編』の序盤の話で、誤って首を吊ってしまった教官を助けるために、みんなで拳銃を作って撃ってクリアした話があるし、そういうところから引っ張ってきてんな~みたいなのをメッチャ感じるから、やっぱりニヤニヤするじゃないですか。
クララ:うん。警察学校編のストーリー関連のオマージュは、結構みんなこれはこうだ、これはあれだみたいな感じでちょこちょこ感じられるんじゃないかなと思いますね(漫画を読むかアニメを見るかしていれば)。加えて言うと、ヘリコプター戦で降谷さんがプラーミャと乱闘を始める最初、一番にヒロが撃った腕を狙うんです。怪我したところを狙えという伊達さんの教えと、助けてくれたヒロの功績を忘れずに力を借りるところが……あの日、ハイタッチで終わった4人、いや5人の集大成なんですよね。
はな:最高すぎて涙が出てくる。やっぱ『警察学校編』は必読なのよね。そういえば、『警察学校編』を読んだ後の、『ゼロシコ』はいいですよ。
クララ:ほんと!
はな:最後のさ、衛星からのカプセルがさ、みんなが避難しているタワーにぶつかってしまうってわかった後、降谷さんの愛車で例のビルに行くために危険走行するじゃないですか。あの、壁走ったり、線路の上を走ったりとか。
クララ:しますね。
はな:あのときに、アクセルを180キロ越えて限界まで踏むのは、やっぱり!
クララ:萩原研二だ(笑)
はな:そう! やっぱハギに踏めって言われてるから踏むんだ! って思って(笑)
クララ:踏めって言われたもんな(笑)
はな:そうそう。アクセルは踏むものなんだよ。萩原編から得られる情報がすごく多いような気がします。萩原編、読んでてめちゃくちゃ面白いもん。
クララ:萩原は今回死んでる側の人間としてしか出られなかったから、なおさらハギ編のストーリーを盛り込んだのかなと思った。
はな:萩原編のエモいところ追加で話すと、萩原編で使われている車は、佐藤のお父さんの愛車であるとか、そういう繋がりがあって。いやあ……(感嘆)ってなっちゃう。
クララ:ね。結果的に同じ車を降谷さんが今使ってるわけですからね。RX-7。あんだけボコボコにしてまだ使えてるのちょっとわからんけど(笑)もうだめでしょ。部品の入手が無理でしょ。
はな:廃車だよ廃車って思っちゃいますよ。
クララ:どのレベルまで中身の部品を変えていらっしゃるのかわかりませんけれど。あと、どうしても言いたいことがあるので失礼しますね。
はな:ぜひ。
クララ:これはオタクの幻覚なんですけど、コナン君がボールのボタンを押して隅々までボールが食い込んでいくとき、ビルに従って変化した形状が一瞬“桜”の形にみえるんですよね。
はな:ヒエッ……。
クララ:複数回観た結果、恐らくただの見間違いなんですけど。でも1、2回目でそれを観てた時はずっとウルウルしてました。渋谷で待ち合わせした彼らの、やっとの合流を観た気がして。降谷さんが、上からそれを見下ろしていたのかもと思うとなお胸に迫るものがありましたね……。何度も言いますがほぼ100%幻覚です。
はな:いやでも、それ実は本当に画策されてるものんじゃないですか? 廃ビルでのプラーミャとのバトルシーンで諸伏・松田・伊達がそれぞれ死因になってるものを持たされてるって考察を読んだって話を貴女から聞いてから私もう『ハロ嫁』製作陣が何仕掛けてても驚かなくなっちゃったよ……。
▼みんなも『警察学校編』を読んで仕掛けられたオマージュにニヤニヤしよう!
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おわりに
はな:アジェンダ、最後までいった。
クララ:うん。いやでも想定時間。
はな:ハッハw(ここまで)2時間半? 映画以上じゃん。
ふたり:はははwwwww
はな:本編より長いじゃん。1時間50分だよね映画。
クララ:いや、本当に長いな。一番最初なんて言ってた? 1時間ぐらいかなとかって言ってなかった? 何が1時間だよ。計算できない奴らじゃないか(笑)
はな:計算できない奴なんだよな。いやでもまあね、『ハロウィンの花嫁』最高でしたねって話でした。
クララ:いや本当に。大変良かったですね。
はな:良かったですね。
クララ:『呪術廻戦』の映画がさ、12月24日公開だったんですね。それが1日1回にはなっていたにしろ、つい最近まで公開され続けてたんですよ。なので、コナンもチャンスがある。みんな頑張ろう。
はな:頑張ろう。ちょっとこれからコメント返しをします(スペース開催時コメントツールで募集をかけていた)。
「過去作と言えば、『探偵たちの鎮魂歌』の犯人の声優さんが古谷徹さんですね」
そうなんですよね。
クララ:ああ、そうですね。
はな:あと、神奈さん。陣平ちゃんの中の人も、結構犯人の声優とか、たびたびやってるなあって。次。
「ヘリコプターのあそこが壊れたぐらいの旋回しない説も、下水で爆発説も、工藤新一が江戸川コナンだと解説してくれるところも大好きです」
ふたり:ははははwwwwww
クララ:本当に、ヘリコプターのことを大事にしてほしい。ちなみにあのプロペラ部分はテールローターブレードと言います。
はな:想像以上のヘリコプターガチ勢トークが展開されて草。次。
「お前たちの意味ーー! 勘繰っちゃう!!」。
そうね。「サンキュー、お前ら!」って、お前らとは視聴者、制作サイドとか、なんだか『名探偵コナン』に関わっているすべての人たちに向けてのメッセージのような気もするんです。
クララ:俺たちも。
はな:うん。私たちも。
クララ:我々も仲間ですからね。
はな:うん。それに対して、吉田歩美が全部代弁してくれてるわけ。
ふたり:「コナンくーーーん!!!!!!」
はな:だってあの時の感情なんて、「コナン君!!!!」以外ありえないじゃん。
クララ:うん。「頑張れ」じゃないもんね。
はな:「あなたが主人公」よ。
クララ:ところでこのコメント、安室さんの「またお前たちに助けられたな」についてについての言及の可能性ないですか?
はな:!!! そうかも! ははは、江戸川の女、勝手に推しの発言の方に解釈を捻じ曲げている。彼のセリフは「お前ら」ですしね。確かに「お前たち」の意味、勘ぐってしまう。
クララ:わかる〜‼️ 個人的には萩原さんの功績だとわかっててほしい! お前”ら”の中に萩原さんもちゃんと入っていると信じてます!
はな:せやな。次。
「お話聞いてると、もう一度『ハロ嫁』を観に行きたくなりますね」
クララ:ね。みんな見たほうがいい。
はな:見たほうがいいです。最後にさ、なんで私が吉田歩美に肩入れしているのかって話だけさせていただきたいんだけどさ。
クララ:うん。
はな:灰原哀と江戸川コナンが元に戻った場合、吉田歩美はどうなっちゃうの? と思うの。
クララ:なんか、めちゃくちゃ勝手な予想ですけど、灰原哀は戻んないんじゃね? って思う。
はな:いや私もそれ思うんですよ~! 最近灰原さんのママみやばすぎて。
クララ:いや、なんか、灰原哀が戻る意味ってあんまりない。
はな:ない。あの年齢のまま灰原哀として新しい人生を歩む気がするんですよ。
クララ:うん。だってお父さんもお母さんも多分亡くなってて、お姉ちゃんももういないってなったら、彼女が戻って誰かに会う理由はもうなくて。
はな:灰原は戻らないような気がするな。
クララ:そうかなーって思いますね。今のところ。
はな:そうなってくれたらちょっと吉田歩美は救われるかなって思うんで。
クララ:うん、どうしてもストーリー上確実に工藤新一は戻ってしまうので。
はな:戻っちゃう。絶対に戻るんだよあいつは~!
クララ:だって待たせてるから。そう、だから、工藤新一には戻る場所があるのよ。
はな:私、このふと思いたって、『10年後の異邦人(ストレンジャー)』っていう、はるか昔の、サンデーの全サかなんかのOVAを見たんです。
クララ:はいはい。
はな:結局夢オチなんだけど、コナンがそのまま元に戻れなくて、少年探偵団みんなで帝丹高校に通ってて、その間に蘭と新出先生が結婚しちゃいそうになるみたいな、そういうストーリーなんですけど。
クララ:うん。
はな:そこで描かれてる高校生になった少年探偵団の雰囲気がかなり良くて、「このままじゃいかんか?」ってちょっと思ってしまって。でも、江戸川コナンは新一ですからね……。大きくなってしまうんだよなあっていう。やっぱ吉田歩美ちゃんはさあ、シンプルにコナン君のこと好きじゃん? あの恋心が本当に可愛らしくて、そして確実に報われないので、そういう点でとっても応援したくなっちゃうんですよね。
クララ:うん。自分の心臓の音でカウントできるところとか。(『天国へのカウントダウン』より)
はな:あのくだり天才だよね?
クララ:本当に可愛い。正直言ってドキドキしてるんだとしたら多分もうちょっと心拍数が高いんだけど。
はな:「コナン君が近くにいるならできる」って……(ここで頭を抱える)。
クララ:かわいい。
はな:『天国へのカウントダウン』はマジで名作。博士のクイズのクオリティ以外は文句のつけようがないパーフェクト映画なの本当に。……楽しい、です。コナンのオタクをやっているのは楽しいです!!
クララ:楽しいね~‼
はな:では、締めますか。(自分で突如吉田歩美語りを始めておいて改めて締めようとする人)
クララ:ご視聴の皆さんはぜひもう一回映画館に行くことを大検討していただいて。
はな:本当に、じゃあ、映画よりも長いお時間をお付き合いいただいて。
クララ:本当に、映画一本観た方がいい(笑)
はな:うん(笑)ありがとうございました。『ハロウィンの花嫁』、また見に行ってください。私も、もう一回行こうかな。
クララ:うん。もう一回みたいとこあるな~。
はな:今日話してて、もう一回見たくなりました。
クララ:なんぼ見てもいいですからね、こんなもん(笑)
はな:なんぼ見てもいいですからねwあ、最後にひとつ小ネタだけ。(まだあるんかい)コナンのアニメって、映画が始まる前週か当週か、その付近のタイミングで、毎回その映画に関係する特別なオリジナルエピソードが放送されるんですよ。今回はどんなだったのかなと思って見たんですけど、まあ、特に話自体はあんまり関係なくて。
クララ:うん。
はな:関係なかったんですけど、梓さんがあの、「安室さんに首輪をつけておきたい」みたいなセリフを言ってました。
クララ:www
はな:あまりにも突如バイトを休むから(笑)
クララ:分かる~……梓さんの気持ち分かる~……。
はな:ちなみに、時間軸としては多分降谷さんがシェルターに入ってる間の話なんだよね。だから、梓さんが「首輪をつけておきたい」って話しているその頃、実際に首輪をつけられてシェルターに入ってる安室さんが居たんだなってことを想像して、ちょっと笑ってしまいました。
クララ:ふひひwどうしてもですね……ちょっと……入られている(笑)
はな:うん、はい。いい映画でしたね!
クララ:いい映画でした!
はな:はい、じゃあね。金曜日の夜、金ローも見ずにお付き合いいただいて、ありがとうございました! 楽しかった!
クララ:楽しかったね~! 『ファブル』に勝てただけで我々は嬉しいですね。
はな:はい。では皆さん良い週末をお過ごしください!
クララ:お過ごしください! おやすみなさい。
はな:終わります! おやすみなさ~い。
クララ:バイバイ!
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以上、「ハロ嫁感想ナイト」での文章書き起こしと話忘れたことの加筆でした。当日参加いただいた皆様と、最後まで読んでいただいた皆様に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。どうかできるだけロングラン上映できますように〜! もっと劇場に通わせてください! それだけがオタクの望みです!
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